めらんこりにすた

木曜日

内定者同期とアドミュージアムに行く約束をしていたが、寝坊。というか半分意識的に。「今日は行けない」というメールを送ろうかと思ったが、まあそれもなんだかなあと思い遅刻メールを。汐留で待ち合わせて合流。会ったら二人ともかあいらしい格好だったので、ちょっと気分が良くなった。かわいい女の子と遊ぶというのはいいものだ。そういう自分はほぼすっぴんで服も適当。だめですなあ。
大正時代の広告についての展示だったが、まあ普通。誘われたから行ったけど、実はあまりこういうものに興味はない。CMがたくさん見られるブースは良かった。というか、こういうものを一緒に見るのが初めての人と行くと、自分のスタンスをどこに置けばいいかというのに迷ってしまう。なまじ広告とかコピーとかデザインとかについて、若干の知識があるため「こんなん知ってるよ」てきアピールをしてしまいがちになる。自分よりも明らかに詳しい人と行くとそんな迷いはなく普通に楽しめるのだが、例えばあまり漫画とか読まない人が「バキって漫画やばいんすよ!ありえないっすよ!」と得意げに話すところに遭遇した「かまくら」の管理人さんの気持ちに近いと思う。そもそも「私そんなこと前から知ってたんだかんね」的なことを誇示したくなること自体がどうかと思うが(自分だってちょっと前までは知らなかったことが多いくせに)。そういうことに詳しい、と思われたいんだろうなあ。別に専門的に勉強してるわけじゃないから、その道の人から見たら全然詳しくないのに。
「ぼくは勉強が・・・」の「賢者の皮むき」のように、自分の周りに気がつかないうちに「自分をこう見せたい」という擬態がこびりついていて、それに気付くとあわててそれをこそげ取ろうとする感じ。でもやっぱり気が付かないうちに身にまとってるんだよなあ。「賢く見られたい」とか。そういう邪念を捨てて自然でいられればいいんだけど。
観終わったあとは、サンドイッチを食べながら三人でお喋り。主にお塩先生のことについて。いやあ笑った笑った。ほんと今後どうなるんだろなあ。私としては十年後くらいに仕事の壁を乗り越えて、「いやー入ってきた頃とかおれやばかったよね!何様って感じだよー。思い出すとほんと恥ずかしい」とか言えるくらいまで一皮向けて欲しい。無理かなあ。無理だろうなあ。
そのまま歩いてバイトに向かう。ラブラブカップルがいた。うーん。でも食べるの早かったから許す。家に帰ってから彼氏とスカイプ。彼氏の方から新たな説が提唱された。ほんとなんつーか森に迷い込んでいるなあ。どうなるのか私はもう皆目検討もつきません。