おこげ


日曜日


彼氏はご両親の接待でまたVIRONへ。
私は武蔵小杉へ着物の特別講習。先生が道に迷って、突然歩いている人に道を尋ねるので聞かれた人は面食らっていた。その突撃具合を見て、ちょっとうちの母に似ていると思った。
着いたら、先客が5人。ちょっとひよる。先生とそのまた先生みたいな人が会話しているのを聞いて、噛み合わないのでもどかしく思う。先生の伝えたい意図は伝わってないし、大先生は「教室としては」という視点で話すので堂々巡り。もみじまんじゅうをいただく。カーペットが毛皮で気持ちいいので触りまくる。反物を着物風に合わせて、色の映えや帯との相性を見ている人を横から見る。地味な着物ほど遊び幅があっていいなと思った。私も白っぽい江戸小紋が欲しい。何かを褒める時、即座に「素敵」という言葉が出る人って女性らしいと思う。
その人らが帰って、部屋が寒くなる。色々な生地を見る。あれを織ってる人が現代にもいるのかと思うとちょっとすごい。大先生は最初とっつきにくいと思ったが、少人数で話してみるといい人だった。2人の男の子のお母さんらしい。
「〜ない」というときに広島の人なので「〜ないんよ」というのが、しっとりしていて羨ましかった。トップスのチョコレートケーキをいただく。先生と「お受験」の話をしながら帰る。
中目黒駅で待ち合わせて、お好み焼き屋さんへ行く。明太子チーズもんじゃとキムチのお好み焼きを食べる。美味しかった。
帰りにこんばいんに寄る。柏○さんが拗ね拗ねですごかった。乙女だった。どんだけうちの彼氏のことが好きなんだ。うちに構うのも彼氏への愛情の裏返しだ、と考えるとすごく面白い。こんどダンス教室を開いてクラブでのダンスと言うものを教えてくれるらしいので楽しみだ。
帰ってみんごるしてシャツを洗濯した。
京大の強姦事件の話から、付き合ってない人ともエッチをするのは当たり前だと言うようなことを聞いてやや衝撃を受ける。
このままいったら私は付き合ってない人とはエッチをしないで一生を終えると思うけど、そんなに性規範が乱れてるとも思えない人も、普通にそういう機会があるんだと思うとなんだかすごいなーと思った。でも強姦事件については○出ししたと聞いた時点で、犯人は○○○を切られて然るべきだと思った。それはひどいよ。
自分の大学が好きだ、と言い切る彼氏が羨ましいなと思った。
大学選びに関しては今さら言っても仕方ないけど、ちょっと間違ったと思っている。友だちができてよかったけど、大学そのもののカラーとか性質はあまり好きじゃない。おもしろみがないから。
それから私の「遊びたいけど遊べない」という性質についての話になって、何か自分のよく分からないところについて考えると泣けてきた。何か自分が不自由な欠陥品なんじゃないかとか思うからだと思う。前から自分について話さなきゃいけない場面になると、泣いてしまうところがあったけどそれみたいになった。
最近自分の家では事務的なことをして夜遅くなってさっと寝てしまうだけだから、彼氏といる時の方が情緒的になっていることが多い。いいのか悪いのかわからないけどこれで「わかってほしい」とか思い出したらそれはちょっとやっかいだなと思う。今まで別に人に「自分のことわかってほしい」とか思ったことなかったから、そういうので悩んでる人とか見ると「大変そうだなー、そんなん最初から無理だよー」なんて思ってたのに自分がそれになるのはいやだ。それでがっかりするのも詮無い話だし。
その辺小野さんの「自分のこと大事にしようとか思ったことない」の台詞に「うっ」ときたのと関連する感じだけど。私もない。というか、ないことに気付かなかったくらいない。その発想がそもそも無かった。友だちに言われて初めて気付いた。まあ風邪ひかないようにしようくらいはあるけど、自分の体を人に尊重してもらう権利があるとか思ったこと無かった。
こういうことはあんまり考えないのがコツなのかもしれないけど、最近遅まきながら親の影響にすごい縛られてることに気付いて愕然としたりする。何かそういうの他人事だと思ってて「大変そうだなーでも私はそういうのないし」と思ってたのになー。でも多かれ少なかれみんなあるよねえそういうの。
意識の焦点を当てるか当てないかの違いのような気もするし。