ゆりえ


金曜日


何とか起きて学校へ行く。民俗学(?)の授業もこれで終り。この授業は生文の必修らしくて、内輪の雰囲気があって中々おもしろかった。習っている内容もまあまあ興味あったし、先生も良い人だった。教壇に登って出産の格好などを実演してくれた。親バカなのをちらりと覗かせたりするのも好感がもてた。
Mみと食堂で昼ごはん。「チキンかつそば」の魅力を伝えてみる。これを読んでくれているという話になって、もじもじと下を向きながら「私もバンプのあの歌好きだよ・・」というMみは可愛かった(若干誇張あり)。
3限のテストを受ける。かなりあれな内容だった。科学技術の行方について、服飾のテストで聞くなよ・・と思いつつ何とか絞り出して答案を作成。これでテストは全部終わったー!嬉しい。
放課後、Yりと日暮里まで球体間接人形の展示「義躰廃工場」を見に行く。前に現代美術館でやっていたイノセンス関連の展示の時に、二人ともかなり興味をそそられていた三浦悦子さんの人形。前の時は楽器とか花嫁さんとかが有ったんだけど、今回はパンクなのがあった。地下の展示室は赤暗くて怖かった。あそこの番をしている人は気が変になったりしないのだろうか。入ってすぐ上を見上げると足があって驚いた。女の子が上から釣られていた。2階は明るかった。日光かと思ったら蛍光灯を20本くらい壁に設置して照明にしているのだった。ブレーカーが落ちまくっていた。大丈夫なんだろうか、今後の展示。大きな包帯だらけの女の子が座っていた。♯6の長い黒髪の女の子がとても可愛かった。Yりもその子が気に入ったようで、やっぱりこの子は可愛いのだなと思った。頭にぽんぽんが付いてた子も可愛かった。帰りに球体間接人形が沢山載ってる雑誌を買った。満足。
来る時に気になっていた「谷中銀座」という商店街に足を踏み入れてみた。そこはまさにワンダーワールドであった。まず最初に入った飴屋のかりんとうの種類の多さに驚く。少し歩くとお惣菜屋さんがあったので、コロッケを買って食べながら歩く。値段は30円。いつの時代だよ。東京って、東京ってすごいね!と感動のあまり繰り返した。埼玉育ちのYりも感動している様子であった。魚屋さんとかお肉屋さんとか、ちょいエロポスター(昭和風)を貼ってある酒屋さんとか、もう天然タイムスリップという感じ。すごいよ、日暮里。最初のお店でかりんとうイカのせんべいを買って帰る。白いふわふわコートでもイカせんべい。Yりは「ああー、さきやがそれ買うのは納得だわ。」と言っていた。その後池袋で一時間だけカラオケ。グレイとエグザイルのPVを初めて見た。あれはすごいね。
中目黒のアゴスティーニで夜ごはん。また行きたかったので嬉しかった。和牛のカルパッチョとかホロホロ鶏とか食べた。デザートもとても美味しかった。
家に帰ってきて寝てしまった。また起きてまた寝た。トリノの開会式は見られなかった。そんなに見る気もなかった。