ひゅうがどり

日曜日

何だかぐっすり眠れた。起きたら彼氏はもう起きていた。やや具合がよいとのこと。でも外に出るのはまだ早いので、私がパントリーへごはんを買いに行く。しかし代官山を寝起きのすっぴんで、ポケットに財布だけつっこんだだけでぶらぶら歩いててよいもんかね。この街は他の人がなまじちゃんとお洒落してるだけに、自分がちょっと変な人に見えてるんじゃないかとさえ思う気の抜け具合。パントリーは混んでいた。みんなランチを買っているので私も買おうと思った。野菜とか入ってたら彼氏にも食べさせたいし。と思ったら彼氏から電話。また熱が出てきたので病院へ行くとのこと。うーむ。喉の炎症はそれが治まらない限りずっと熱出るからなあ。とりあえず買い物を済ませて帰る。
お茶とオレンジジュースを買って帰ったら、床に茶色い影が・・・。これってあれかしら。本州にしか出ないあれかしら。うう・・・わりとゆっくり歩いてるけどつぶす勇気が出ない・・。あれにしては小さいとは言え、普通の飛んでる虫とかに比べると確実にでかいし。と思っているうちに陰に入ってしまった。うおー。沢山いるのかなどうしよう。というか、自分の家ではいくら散らかってても出なかったのに、この家はあっさり出たなあ。何の違いなんだろう。自分ちは3年住んでて一度も出たこと無いぞ。
逡巡しているうちに彼氏が帰ってきた。死ぬほど具合が悪そうである。こうなってしまうとこっちもどうしていいかわからない。ので、もくもくとご飯を食べた。喉が痛いと喋るのも億劫だろうし。おいらには飲み物を準備したりするくらいしか出来ないよ。とりあえずお風呂に入ったりした。
彼氏は病院からもらった薬を飲んだら少し具合が良くなったようだった。タオルで身体を拭いて、着替えてもらう。夕方頃買い物に出る。途中、ツタヤによってDVDを返す。スーパーに行って野菜を買う。春キャベツ。はやしやに行って、実家へのお土産も買う。最初は超スタイリッシュな最中を買おうと思っていたのだが、一箱二本しか入ってないし餡を自分で入れるというのがめんどくさそうだったので羊羹にした。最中は今度彼氏と食べよう。というか、棗バターも食べてみたいなあ。あと、黒米餅という新しい生菓子があったのでそれも買った。
家に帰って、ごはんの準備。って野菜とお肉切るだけだけど。今週は食事の用意をたくさんしたなあ。でもいっつも作ってもらう側だから、こういうときくらいやるのが当たり前よね。鹿児島から送ってもらった豚と鶏を焼いて食べる。いつもながら美味しい。食べ終わって片付けをしてから、旅行の話合いをした。温泉〜。行きたいなあ。
うーん眠くなってきた。でも今日は帰らなきゃ。どう考えても泊まったら明日の準備が出来ないもん。彼氏の方もやるべき仕事があるみたいだし。でもちょっと横になって寝る。10分くらいで起きた。うにゃー帰るのめんどくさいよーと思ってくっついてたら、彼氏は仕事をしてたのに片手間でよしよししてくれた。うう、ええ人や。よしよしされるの大好き。なんというか、看病しつつも要所要所で心が狭くてごめんなさい。お母さんみたいにはなれないなあと思った。
CanCamの専属モデルオーディションの特集を見てから、区切りがいいので帰る。うん、ちゃんと帰れたぞ。でも明日のレジメは作ってないぞ。これからやるのか?寝たいなあ。自分ちのマンションの入り口に着いたとき、ふと「一緒に住んでたらこんな風に無理に帰らなくてもいいのにな。というか、帰ったらいるのに。」と思った。これで私が29歳くらいだったらきっとこういう瞬間に「一緒に住もうよ。」とか言っちゃうんでしょうね。でも自分で2LDK(できれば3LDK)の広い家に住めるくらいのお金を稼ぐまでは言いません。