なっつ

日曜日

朝起きる。パンが届く。あたしは非常に不機嫌であった。昨日のことでもやもやしていたので。でも何でこんなもやもやしてるのか自分でも説明できないので、怒ることも出来ず元に戻ることも出来ずかなりずっともやもやしていた。何と言うか、わたしは彼氏がほんとに自分のやりたいこと、自分のやりたいことにつながること以外のことをめんどくさがり過ぎるのが気に入らないんだと思う。それが昨日の電話に出ることもしないで約束を破ったことで噴出したんだと思う。私的にそれはやっぱりいけないことだし、私はけっこうそういう人間関係の細かいこととか、社会的に気を配るべきこととかそういうものに重みを置いているので、そういうのすごく気になるし癇に障る。私は何かに関して実力とか才能が有るわけじゃないので、そういう部分で世の中を渡っていってるからなのだろうか。でも彼氏はそうじゃないし、こういう性格なんだから仕方がないとか思ったり、彼氏もそういうことに鈍感なわけじゃなくて気付いてるけどやらないとか開き直っちゃうところがあるなあとか思って、そうするとそんなことあたしが気にしててもどうしようもないのかなあとか思ったり。そんな私がめんどくさくて「はいはい、すみませんでした」っていう風になっちゃうのも、とてもよくわかるけど何かもうーーー!!ってなってしまっていきなり私は泣き出してしまった。ので、彼氏は「ちょ・・・ちょっと・・・」という風になっていた。別に女の子の切り札として泣いてやれっていうんじゃなく、感情が高ぶると泣いてしまう。てか泣くんなら言いたいこと言えって感じなんだけど、自分が何を言いたいのかわからないんだよね。うーむ。これ何か社会人になったときに困る気がする。どうにかしたい。彼氏だから泣いてもなんとかなるけど(なってないのか?実は)会社でこれは出来んしなあ・・・。
しかしこの歳になるとこういう風に人の前で思いっきり機嫌が悪くなることもそう無いので、こういう葛藤があってこそカップルの理解は深まるのだろうかと考えたり、この性格の相違が後々亀裂を生むのかしらと思ったりした。前は別に相手がそういうこと(人間関係とか小さなことに気を使うとか。)をめんどくさがってようが特に気にしていなかった。何というか自分には関係ないと思っていた。けっこう勝手に旅行に行かれたり、メールもほとんどなかったがそういうもんだと思っていた。今はこういうときに電話が欲しいって時に電話くれたり、こういう一言が欲しいっていうメールをばしっと送ってくれたりすることがあるので、期待値が上がっているのかもしれない。また、前と違って知人関係が重なる部分があるのもそういうことが気になる一因と思われる。自分に似ているところが散見されるのも「わかってよ」というわがままにつながっているのだろう。
泣いてぷよぷよをしたら大分気分が落ち着いた。彼氏は会社に呼び出されていったので、漫画を読んだりゲームをしたりした。彼氏が帰ってきたので買い物に一緒に行って、ツタヤでDVD借りて、ケーキ屋でお菓子買って帰った。チゲ鍋を作り、「メゾン・ド・ヒミコ」を見ながら食べた。面白い映画だった。ジョゼの監督と脚本家だから期待はしてたけど。細野晴臣の音楽もよかった。竹内直子の絵を久しぶりに見た。味のりみたーい。